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» 1とオンリー1 » date : 2004/05/22  
源氏物語の主人公たちの生き方を綴った本を何年か前に読んだことがある。

ずいぶん昔は、日本の国は、一夫一妻制ではなかった。
たくさんの女房がいた。
正室、側室などと言う名前で、自由に愛し合える国だった。
源氏の世界でも葵上が正妻で、紫の上は、最も愛された1の人であったが、
オンリーワンの存在にはなれなかった。
源氏が、いろんな女性を愛することに苦悩し、そして、どんなに愛されても正妻になれない悲しみの中で彼女は、一生を閉じる。

そのあと、源氏は、紫の上に対する自分の行為を悔やみ生きるのだが、もっと大切にしてあげるべきだったという後悔の念である。

もし、私が紫の上の立場なら、やはり苦しむだろう。
どんなに愛され、一番好きだと言われても、それは、口約束と同じで、源氏は自由に恋愛をするのである。
女は、オンリーワンを思う。
自分だけがこの男の女であることに意義をもち、愛情も強くなる。

このオンリーワン的思考は、キリスト教の普及によってもたらされた。
カトリックでは、離婚は禁止のはずではなかったか。。

しかし、ただただ、、オンリーワンの気持ちは、真実なのか。。

昨今社会の企業でも 1ではなく、オンリーワンを目指してというフレーズを異口同音に唱えている。

いろんな新製品が出る。
そこで試すこともなく、頑固にかたくなにオンリーワンだけに固執するのかな。。
やはり、あれ?ちょっと良いんじゃないというものは、試す。
結果、やはり、今までものの良さを認識し、気持ちは還(かえ)っていく。
反対に、新製品が1になる場合だってある。
そうでないと、ここまでいろんな人間の文化の発展はなかったと思う。

この過程は、何度も繰り返すのでは、ないのかなと思う。

1とオンリーワンは、まったく違うものだというわけにはならない気がする。
1だから オンリーワンになれる可能性があるのだ。


男女の関係だって、オンリーワンという枠の中で考えるのではなく、
根本は、一人一人の1になることから始まる。。

気持ちというものは、不確かで移ろいやすいものだから、枠にしばりたいけれど、
謙虚に1を目指す気持ちが、オンリーワンへとつながる。。

いつでも前向きに1とオンリーワン




» category : 男と女 ...regist » 2004/05/22(Sat) 13:36

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